取り組み・心配り
つくる!たべる!かたづける!「弁当の日」
弁当作りを、親は手伝いません。
献立、買い出し、調理、弁当詰め
から片付けまで、
すべて子どもがするのです。
弁当には点数をつけません、
評価もしません。
それが “弁当の日” です。
大人は子どもが包丁や火を使うことを「危ない」「失敗したら」などと心配し、あるいは親が「やったほうが早い」「教えるのは面倒」と手を出してしまいがちです。自信がなくて親に手伝ってもらう子どももいます。
でも「ぜんぶ自分で作った」という友だちを見ているうちに「次は自分だけで作ってみよう」と決意する時がやってきます。だから、それはかまわないのです。
子どもには、自分で伸びようとする力が備わっていることを思い出してほしいのです。大人はじっと見守ってあげてほしいのです。じっと見守ることができるのは大人の力です。
マルエー代表取締役社長山本一郎の思い
「食」をとりまく環境の中では、近年の社会構造の変化に伴い、便利さが向上した反面、年々料理を作らない、作り方がわからないという家庭も増えてきており、これは家庭生活を営む上でも健康的にも、とても大きな問題となっております。
そういった現状を変える一つとして、子どもの頃より料理に親しむことで「食」への意識向上、さらには「生きる力」をも育むことができると考えております。
また、弊社が加盟しているCGCジャパンでも「弁当の日応援プロジェクト」の公式スポンサーということで、全国でこの活動の普及・啓発に力を注いでおります。
“お弁当の日”に実際に取り組んでいく中では大変なところもたくさんありますが、その経験は、料理ができるということだけに留まらず、有形無形の効果が絶大で、子どもの未来に必ず役立つ、とても大切な活動であると確信しております。
マルエーの取り組み
「お弁当の日」を皆様に
伝えたいという強い思い
弁当の日応援プロジェクトは本当に素晴らしい取り組みです。しかしその良さを伝えるのは難しいことでした。どうしたら伝えることができるか…
そうだ!竹下先生の講演を
聞いてもらおう!
マルエーが「お弁当の日」としましょう〜といくら声を上げても伝わりません…一番良いのは「弁当の日」提唱者の「竹下和男先生」の講演をまず聞いて頂くのが近道と考えました。
子ども達の成長のために
広めていきたい願い
学校関係者様、PTA関係者様、お客様が講演を聞ける「場の提供」を行い。石川県で「お弁当の日」が広がり、健やかなお子様の成長に役立てばいい。
なんだろう…?
マルエーの立ち位置はあくまでも「お弁当」を作るサポート…
地元のスーパーマーケットとして、食育の取り組みも大事なことです。お弁当作りには「子どもの自立」「豊かな心の形成」「家族の絆」など子ども達の成長を支える、豊かな環境の構成に効果があると言われています。そんな豊かな環境が「弁当の日」を通して、石川県全域に広がっていければ嬉しいと思います。
竹下 和男さん(元香川県小・中学校校長)
1949年香川県生まれ。香川県大学教育学部卒業。
小学教員9年、中学教員10年、教育行政職9年を経て、2000年から綾南町立滝宮小学校、国分寺町立国分寺中学校、綾川町立綾上中学校の校長を歴任し2013年3月退職。以後フリーで「弁当の日」を全国に広める講演活動を続けています。
石川県加賀市の山代中学校では竹下先生の弁当の日に共感し、2010年より「自家弁」の名前で弁当の日を年に2回開催。その日は全校生徒、先生が自分で作ってきた弁当を持参してきています。